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共鳴とは作中世界における異能の呼称の内の一つ。
能力、異能等の呼ばれ方をすることもある。
それに伴い、共鳴/能力/異能を使用する者のことは「共鳴者/能力者/異能者」と呼ぶ。
異能未満のぼんやりとした超能力を保有する者は世界中に存在するものの、確固たる異能を持つのは、「日本の本州に暮らす人間」のみ。
場所が肝要なのであって、血統は関係ない。
共鳴者の割合は、およそ日本の人口の1/10000(12,500人)程度と推定される。
詳細は未だ明らかになっていないが、共鳴者がその肉体でもってnullへ干渉することにより発生する、というところまでは分かっている。
「共鳴」という呼称自体、「nullと共鳴することで引き起こされる現象」というところから来ている。
共鳴者に至るまでの第一段階。nullに干渉できる様、細胞が変化する事。
++以下、非公開情報|
日本本州の水には地質に含まれる未知の物質(「未知の物質が存在している」という仮説が濃厚なだけで、観測は成功していない)が溶け込んでおり、それを摂取し続けることで、少しずつ細胞がnullに干渉できる様変質していく。
とはいえ、外見/科学/医学的な変化が起こるわけではないので、どの部位がどの程度変質しているかは共鳴石を用いて判断するしかない。
細胞変質の速度や効率、体細胞の何割が変質するかは個人差があり、例えば、手から炎を出す能力者は手の細胞のみが変質する。
変質した細胞の割合が多ければ多いほど能力が強くなる傾向がある。
また、どれだけ物質を取り込んでも細胞が全く変質しない人もいる。
水に特殊な加工を施し、物質の濃度を上げる試みは成功しており、この加工された水は促進剤と呼ばれる。
反面、物質を水から除去する試みは現状失敗しており、「共鳴者を発生させない」のは難しいとされている。
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共鳴者に至るまでの第二段階。実際にnullに干渉し、超常現象を発生させられるようになること。初回の共鳴発動。
身体のほんの一部でも変質していれば、成長の余地を残した状態で能力を発現する可能性がある。
また、各個人の能力に必要な分の変質が完了すると、原則それ以上変質が進行することはなく、「nullに干渉する準備は出来たのでいつ能力が発現してもおかしくない状態」となる。
大抵は変質中、遅くとも変質が止まって1年以内に能力を発現するが、しない人間も存在する。
しなかった場合は、「死ぬまでのどこかのタイミングで、低確率で発現するかもしれない」という状態になる。
能力の系統ごとの分類。
α型
「ON/OFFができる」能力。
本人が制御できるか否かは問わない。
メカニズムとして「共鳴者→null」の流れで干渉が発生しており、消鳴石や抑制剤による制御が可能。
また、3系統の中で最も人数が多い。
地図、水等がこれにあたる。
β型
「常時起動している」能力。
メカニズムとして「null→共鳴者」の流れで干渉が発生しており、消鳴石や抑制剤による制御が一部、ないし全面的に不可能。
無形、天恵等がこれにあたる。
γ型
一般には公開されていない特殊な分類であり、枠外。
一部の特別な家系に生まれる特殊な共鳴者。
生まれつき全身の細胞が変質しており、能力を使用することができる。
また、「ON/OFFができる」能力であっても、消鳴石や抑制剤による制御が不可能。
言霊(現実改変)、言霊(読心)等がこれにあたる。
能力の危険性による分類。
あくまで行政での管理のために割り振られる分類なので、能力単体の破壊力、殺傷力、想定される直接的な損害等を基準としており、保有者のポテンシャルは加味されない。
どのような能力を発現するのかは遺伝子で決まるので、本人の願いや本質の表れではない。
同時に、日本人でなくとも、全人類「もし発現したらこの能力になる」というのは生まれつき決まっている。
α型の能力は遺伝しやすく、β型の能力は遺伝しにくい。
γ型の能力は必ず遺伝する。
片親の能力を丸ごと継ぐこともあれば混ざることもある。
突然変異的に、親とは全く違った能力を宿すこともあれば、隔世遺伝的に何代か前の親族の能力を発現させることもある。
一応、共鳴者同士を交配することで、ある程度意図を持って共鳴者を作ることは可能。
とはいえ、仮に意図したとおりの能力を保有する子供が生まれたとして、その子供が能力を発現するかはまた別の話である。
大抵の場合共鳴者と共鳴者の間には何代か間が空き、その間に様々な遺伝子が混ざるため、結果として共鳴者の血統的なものを感じる事は、あまりないかもしれない。
能力未発現の人間に変質した部位を移植することで、ドナーの能力を使えるようになることがある。
ただし、α型でも成功率は低いし、β型だとなお低く、γ型においては実例が無いとされている。
この時、変質した部位はなるべく欠損なく移植する必要がある。
例えば、両手が変質している『炎』の共鳴者の「右手だけ」を移植した場合、移植先の人物は『炎』を発動できない可能性が高く、できたとして出力は元のそれの半分未満になる。
既に能力を保有している人間にも、移植による能力の添加は可能。
変質部位が被っていないのであれば、同時に複数の能力を保有することもできるし、元の能力の部位を削り、別の能力の部位を移植することで能力を「変える」ことも理論上は可能。
そもそもの成功率が低いので、字面程好き放題できるわけではない。
また、胎児に限り、変質した細胞を投与することで、意図した能力を発現させることができる。(この時、複数の能力を掛け合わせることもできる)
この時、本来本人が発現するはずだった能力は上書きされ、消える。