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言葉神社 [2024/11/09 23:54] mituitumi言葉神社 [2024/11/13 13:40] (現在) mituitumi
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 ==== 概要 ==== ==== 概要 ====
-**言葉神社**は、神奈川県[[古海市]]西古海にある神社。\\ +**{{ruby|言葉神社|ことのはじんじゃ}}**は、神奈川県[[古海市]]西古海にある神社。\\ 
-市内西部、和梅山に位置し、里宮は東麓に東面して鎮座する。\\ +市内西部、{{ruby|和梅|おうめ}}山に位置し、里宮は東麓に東面して鎮座する。\\ 
-奥宮にあたる祠は山頂に置かれており、一応言葉神社境内から登山道が整備されているものの、勾配がきつく、年に幾度かの山の手入れ以外に人の入りがないので鬱蒼としていて足場も悪い。\\+奥宮にあたる祠は山頂に置かれており、言葉神社境内から登山道が整備されているものの、勾配がきつく、年に幾度かの山の手入れ以外に人の入りがないので鬱蒼としていて足場も悪い。\\ 
 +\\ 
 +小さな神社なので、遠方からの参拝客はほとんどいない。\\ 
 +\\ 
 +また、里宮境内までかなり石段を上るため、石段下に小さなお賽銭箱が置かれており、地域住民はここから簡易的にお参りすることが多い。\\ 
 +拝殿本殿の裏手にもご神木などがあるが、経路が分かりづらいので輪をかけて人がいない。\\ 
 +\\ 
 +実は境内端に祖霊社が設けられており、氏子さんや宮司の家系の祖霊が祀られている。\\
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 ==== 由緒 ==== ==== 由緒 ====
-古くから山とともに暮らしていた近隣の村の民が、酷い不作に見舞われた年の秋の暮れ、山中にて**一人幼い娘**が倒れているのを見つける。\\ +酷い不作に見舞われた年の秋の暮れのこと。\\
-哀れに思った村人たちが娘を拾い介抱すると、娘はたちまち元気になったが、目を覚ますより以前の事は何も覚えていないということだった。\\+
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-村人たちはゆ宛のな娘を村の一員とし迎え入、娘は村として働くようになった。\\ +から山とともに暮らしてた近隣の村の民が、山中にる**一の女**を見つける。\\ 
-そうなってすぐわかったのだが、娘に実は**口願い一言にして叶る力**があった。\\+哀れった村人たち連れ帰り介抱するとたちまち元気なっが、目覚ますより以前の事は何も覚ていないということだった。\\
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-娘はその力を用いて村人たちを豊かにし、村人たちは娘を山す神あるいであるとして丁寧に祀り上げ、山そのものと娘を祀ための社を立てた。\\+村人たちはゆく宛のない女村の一員とて迎え入れ女は村人と共に働くようになっ。\\ 
 +そうなってすぐにわかっただが女には実**口にした願を一言にして叶え力**があった。\\
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-これが言葉起こりである。\\+女はその力を用いて村を豊かにし不作を乗り越えた村人たちは女を**山におわす神の遣い**であるとして、山の神とともに丁寧に祀り上げ、お社を建てた。\\
 \\ \\
-ある夜娘の育ての親がふと目覚めると寝床に娘の姿がなかった。\\ +これが**言葉神社の起こ**である。この時期だ言葉神社とい名前はなくお社形状も神社建築様式独自のものった\\
-痕跡を辿ると娘は社の前で清幽な気配を纏い佇んでお、声をかけると厳かな男性の声で「私は一言主大神である。このまう人々を救うため娘に力を与え、皆願い叶えてい。災いの去った今、娘は只人に戻るだろうが、私はいつ地を見守り、この地の民を助けよう」と語った\\+
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-以降使うことはでなった、娘と村人は、葛城一言主神社より+それからしばらくの時を経たある夜村に住む一人の男外の足音に目覚ました。\\ 
 +不思議に思い表を見ると、女がどかへ歩いていくのが見え、夜更けにひりで危ないと後を追えば、女はお社の前清幽気配を纏い佇んでいた。\\ 
 +\\ 
 +声をかけると女は振り返り、厳か男の声でもて**「私は一言主大神である。この地に住まう人々を救うこのに力を与え、皆の願いを叶えていた。災いの去った今、娘は只人に戻るだろうが、私はいつもこの地を見守り、この地の民を助けよう」**語り倒れた。\\ 
 +\\ 
 +以降、女の力はぱったりと絶え、普段と異なる声でもの語ることもなかったが、女を含む村人たち神への畏怖と感謝をこめさる神社より一言主大神の勧請を受け正式に**言葉神社を創建**した。\\
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 ==== 重要 ==== ==== 重要 ====
-言葉神社の信仰は、ごく狭い範囲でうまれた土着の信仰が巡り巡って神道の神と結びついたものであるため神社本庁属さない**単立神社**である。\\+言葉神社は、神社本庁に属さない**単立神社**である。\\ 
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 +言葉神社の信仰は、ごく狭い範囲で信じらていた土着の信仰が巡り巡って神道の神と結びついたものであ由緒の内容、特後半は、**語り継がれる中でかり内容が変化して**という説もある。\\
 よって、拝殿のつくりや大まかな作法、祭事の一部は神道と重なるものの、本質的に神道のお社なのかというと若干微妙なところがある。\\ よって、拝殿のつくりや大まかな作法、祭事の一部は神道と重なるものの、本質的に神道のお社なのかというと若干微妙なところがある。\\
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-また、宮司は**伝説に登場するの家系([[言葉家]])の長女**が努める決まりとなっており、建立当初から女性宮司が認められていた非常に珍しい神社である。\\+また、宮司は**由緒の伝説に登場するの家系([[言葉家]])の長女**が努める決まりとなっており、建立当初から女性宮司が認められていた非常に珍しい神社である。\\ 
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 ==== 参考 ==== ==== 参考 ====