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言葉神社は、神奈川県古海市西古海にある神社。
市内西部、和梅山に位置し、里宮は東麓に東面して鎮座する。
奥宮にあたる祠は山頂に置かれており、一応言葉神社境内から登山道が整備されているものの、勾配がきつく、年に幾度かの山の手入れ以外に人の入りがないので鬱蒼としていて足場も悪い。
一言主大神
古くから山とともに暮らしていた近隣の村の民が、ある日山中で一人の女の赤子を拾う。
成長した娘はあらゆる願いを一言にして叶える力を持っており、村人たちは娘を山におわす神の子、あるいは遣いであるとして丁寧に祀り上げ、山そのものと娘を祀るための社を立てた。
これが、言葉神社の起こりである。
時を経て、村の外から人が入るようになり、この伝説を耳にして「その山の神は一言主大神」ではないか
言葉神社は神社本庁に属さない単立神社であり、所謂正当な由緒のある神社というよりは、ごく狭い範囲でうまれた土着の信仰が巡り巡って神道の神と結び付けられたようなものである。
よって、拝殿のつくりや大まかな作法、祭事の一部は神道と重なるものの、本質的に神道のお社なのかというと若干微妙なところがあったりなかったりする。