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言葉神社 [2024/11/10 02:39] mituitumi言葉神社 [2024/11/13 13:40] (現在) mituitumi
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 小さな神社なので、遠方からの参拝客はほとんどいない。\\ 小さな神社なので、遠方からの参拝客はほとんどいない。\\
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-また、里宮拝殿までかなり石段を上るため、石段下に小さなお賽銭箱が置かれており、地域住民はここから簡易的にお参りすることが多い。\\ +また、里宮境内までかなり石段を上るため、石段下に小さなお賽銭箱が置かれており、地域住民はここから簡易的にお参りすることが多い。\\ 
-社務所も石段下にあるので拝殿ま運ぶ間自体、普段はそれほどいないと言える。\\+拝殿本殿の裏手もご神木などがある経路が分かりづらいのかけていない。\\ 
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 +実は境内端に祖霊社が設けられており、氏子さんや宮司の家系の祖霊が祀られている。\\
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行 25: 行 27:
 そうなってすぐにわかったのだが、女には実は**口にした願いを一言にして叶える力**があった。\\ そうなってすぐにわかったのだが、女には実は**口にした願いを一言にして叶える力**があった。\\
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-女はその力を用いて村人たちを豊かにし、村人たちは女を**山におわす神の遣い**であるとして、女と山の神丁寧に祀り上げ、お社を建てた。\\+女はその力を用いて村を豊かにし、不作を乗り越えた村人たちは女を**山におわす神の遣い**であるとして、山の神とともに丁寧に祀り上げ、お社を建てた。\\
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-これが、言葉神社の起こりである。(この時期にはまだ言葉神社という名前はなく、お社の形状も神社の建築様式を持たない独自のものだった)\\+これが、**言葉神社の起こり**である。(この時期にはまだ言葉神社という名前はなく、お社の形状も神社の建築様式を持たない独自のものだった)\\
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-ある夜、村に住む一人の男が外の足音に目を覚ました。\\+それからしばらくの時を経たある夜、村に住む一人の男が外の足音に目を覚ました。\\
 不思議に思い表を見ると、女がどこかへ歩いていくのが見え、夜更けにひとりでは危ないと後を追えば、女はお社の前で清幽な気配を纏い佇んでいた。\\ 不思議に思い表を見ると、女がどこかへ歩いていくのが見え、夜更けにひとりでは危ないと後を追えば、女はお社の前で清幽な気配を纏い佇んでいた。\\
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-声をかけると女は振り返り、厳かな男の声でもって「私は一言主大神である。この地に住まう人々を救うため、この娘に力を与え、皆の願いを叶えていた。災いの去った今、娘は只人に戻るだろうが、私はいつもこの地を見守り、この地の民を助けよう」と語り倒れた。\\+声をかけると女は振り返り、厳かな男の声でもって**「私は一言主大神である。この地に住まう人々を救うため、この娘に力を与え、皆の願いを叶えていた。災いの去った今、娘は只人に戻るだろうが、私はいつもこの地を見守り、この地の民を助けよう」**と語り倒れた。\\
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-以降、女の力はぱったりと絶え、普段と異なる声でもの語ることもなかったが、女を含む村人たちは神への畏怖と感謝をこめ、さる神社より一言主大神の勧請を受け正式に言葉神社を創建した。\\+以降、女の力はぱったりと絶え、普段と異なる声でもの語ることもなかったが、女を含む村人たちは神への畏怖と感謝をこめ、さる神社より一言主大神の勧請を受け正式に**言葉神社を創建**した。\\
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