====== 生体部品 ====== \\ ==== 概要 ==== **生体部品**とは、特定の能力を持つ[[共鳴|共鳴者]]の身体の一部を機械に組み込み、その能力を機械的に活用する技術。また、それに使われた共鳴者の部位のこと。\\ 例えば、炎を操る能力を持つ共鳴者の腕を機械に取り付けることで、火炎放射器のように利用することが可能。\\ \\ 大原則として、生体部品は扱いが難しく、加工に失敗するとなんの現象も起こせない。\\ そのうえ生前の共鳴者が振るう共鳴そのままとはいかず、出力が低下することがほとんどである。 \\ 反面、生体部品を用いた機械は非共鳴者でも扱うことができる他、クローニングで部品の量産を行うことも場合によっては可能。生きた共鳴者を操作するより、リスクや取り回しの面では優れることも。\\ コスパは時と場合による。\\ \\ 生体部品化と[[共鳴|移植]]を比較すると、生体部品化の方が成功率が高い。\\ 分類毎の成功率の変動はおおよそ同じで、「α型>β型」。γ型は実例が無い。\\ \\ ==== 倫理的な問題 ==== 生体部品化は倫理的に重大な問題を含むため、基本的には共鳴者本人の生前の許可が必要となる。(専用の書類があり、家族や特務庁職員の立ち合いの上、署名して初めて効力を発揮する)\\ \\ 一方、[[組織|犯罪組織]]等がこれを無視し、死体の窃盗や誘拐・殺害を行い、違法に生体部品を確保する事例が後を絶たない。\\ こうした犯罪行為を防ぐため、特に強力な能力を持つ共鳴者は[[特務庁]]によってその身柄を保護される。\\ また、死後に能力を悪用されることを防ぐため、共鳴者の火葬は厳重なセキュリティのもとで行われる。(現時点の技術では、灰や骨から能力を利用することは不可能)\\ \\ ==== 生体部品に纏わる技術 ==== 生体部品化の成功率や、共鳴出力の劣化抑制については[[調月機関]]の研究部が最も進んだ技術を有している。\\ 一方、クローニングによる量産については[[特務庁]]の研究局に軍配が上がる……というのが現状である。\\ \\